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45度シュミットダハプリズム本体の写真です。手前が集光レンズ側のメスネジ、奥がフォーカスシリンダーと結合させるオスネジです。材質は硬質アルミですし、小型ですからこれまでと違って軽量です。タイプB、Cに装着しても負担になりません。 丸物は旋盤にくわえた状態1回を規準にすれば比較的容易に精密な同心円加工品が出来ますが、板物、角度物の旋盤、フライス盤ではそうは行きません。何回(数百回)もの固定ジグからの取り外しノギス計測を余儀なくされます。(数量がまとまればNC旋盤での加工で一気に生産性が上がるのですが) |
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タイプCのマイクロ広角レンズにこの45度正立プリズムを取り付け状態です。(カメラはキャノン1眼) これまで散々慣れ親しんできたはずの倒立像での撮影でしたが、この軽量高解像度のプリズムを付けて撮影を始めるとこれまた楽なので、もう元には戻れない感覚となりました。これがつねに重たいビデオを抱え、天地逆の映像を追いかけての撮影は半分以上体力仕事ですからたしかにきつい話です。画質が落ちてもプリズム使用で撮影せざるを得ない皆様の訴えの半分くらいは初めて理解できたと思います。すみませんでした。 |
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プリズムの脱着の話です。 タイプB、タイプCのマイクロ広角レンズのフォーカスシリンダーのネジを左回転で取り外しその間に挿入するだけです。無限光学系のなかですから、光路長が100mm長くなりますが全く影響有りません。ただし、露光量が1.5倍必要(僅かに広がる光束が蹴られるのとプリズム内での6回の屈折と反射でのロス)となります。 |
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組上がりです。 ストレートでも、プリズム装着後でも光軸をピタッと合わせるために購入されていたマイクロ広角レンズを光映舎に戻して頂く必要が有ります。光路が長くなったのでより高精度に光軸を合わせる必要が有りますし、ネジの切り込み位置(装着したときに摺動抵抗調節のつまみがピタッと合うようにネジの切り込み位置)合わせなどの調整を行います。 |
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1眼カメラを装着するとカメラの重みでプリズムの手前下の綾が支点となってしまいまいフォーカス筒が45度上空を向いてしまいますが、プリズムの強度は十分有りますので心配有りません。ビデオカメラでは重量が相当重く、位置も高いので姿勢は変わりませんが、マイクロ広角レンズ空中でぶら下がっている状態となります。その場合ビデオカメラを前に傾けてプリズムを支点にする様な使い方は避けて下さい(抱えるか、三脚使用をお願いします)プリズム部品を含めたマイクロ広角レンズそのものの損傷を原因となります。 |
撮影作業時の視点でのプリズム画像です。
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