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・焦点距離f=1.6mmの画像です。平面被写体として前回まで使用してきましたテストチャート1を水平に置き(A3ノビ向こう端の)480mm離れた所に解像度チェック用A3ノビのテストチャート2を横位置で80度の傾きで立てかけてあります。マイクロ広角レンズはテストチャート1手前端にアゴを乗せるように三脚で固定してあります。図からもわかるようにf1.6mmの場合APSで丁度、対角魚眼になっています。赤の囲い部分を拡大したのが右の画像です。
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・手前から正面のテストチャート2まで比較的よく解像しているのがわかります。これだけでは不十分ですので更に赤の四角を拡大(原画の1/2縮小)したものを左下に示します。
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・この画像を見る限りよく解像しています。実際、原画サイズで見ると中心付近はピクセルサイズまで解像していることがわかります。さすがにこのLMVZ164のレンズのすばらしさが発揮されています。ここ3年はこのレンズに惚れ込んで使っている理由がここにあります。(周辺の色ズレと解像度が直れば一生ものになるのですが^^)
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・今度は f=3.4mmの時の画像です。だいぶ画角がせまくなっているのがわかります。これも赤の四角を拡大して行きますと |
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・やはり、中心部分はちゃんと解像していることがわかります。次回解説予定の「あおり」機能を使うことでこの解像度に近いエリアを画面いっぱいに広げることも可能となります。
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・さて、このとき水平方向のゆがみがないのは画像の中心位置だけとなります。超広角レンズですから周辺がゆがむのはある程度しかたないことですし、超広角ゆえの地平線の湾曲はそれなりの良さもあります。しかし作品によってはゆがみがあると構図が安定しなかったりと作画の為の工夫が必要なときがあります。
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・この様な時に役に立つのかシフト機構です。左の図はシフトを下いっぱいに行ったものです。これで水平な部分をイメージサークルの中から好きな部分を選んで切り取る(歪みの無い部分を好きな場所に移動させる)ことを可能にしたのがシフト機構です。写真では上にシフトしました。地平線等を上端に置く構図では有功となります。左右にシフトすれば同様にゆがみのない縦ラインを左右にずらすことが可能になるわけです。
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・これはシフトを上いっぱいにずらした場合です。水平線や地平線を下に置きたい画像では有功になります。縦ばかりではなく、横方向や斜め方向でシフトをつかえば応用範囲も広がります。また、あおりとシフトを使うことによって所望の項目のみゆがみを取る(たとえば建物のゆがみ、鉄塔のゆがみなど)ことも可能になります。
※次回はこの「あおり」の解説を予定します。 |
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