レンズ評価 |
WD20mm |
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種類 |
外径特徴 |
画角 |
周辺減光 |
中心解像 |
中心部色ズレ |
周辺解像 |
周辺部色ズレ |
コントラスト中心・周辺 |
総合評価 |
M13f1.9 |
細 |
◎ |
○ |
○ |
○ |
△ |
○ |
○・△ |
◎ |
M12f1.9 |
細(短) |
△ |
× |
○ |
○ |
△ |
× |
△・○ |
× |
M12f1.24 |
太 |
○ |
△ |
○ |
○ |
△ |
△ |
○・△ |
△ |
M12f2.2 |
太(2段) |
○ |
△ |
○ |
△ |
× |
× |
○・○ |
× |
M13f2.5 |
太 |
○ |
○ |
○ |
○ |
△ |
○ |
○・△ |
○ |
M12f3.6 |
細(短) |
○ |
△ |
○ |
× |
△ |
× |
○・○ |
× |
M13f3.8 |
細 |
○ |
○ |
○ |
△ |
× |
△ |
○・○ |
△ |
M13f6.0 |
細(短) |
◎ |
△ |
△ |
△ |
△ |
△ |
○・○ |
○ |
M12f4.4 |
細(長) |
○ |
○ |
△ |
△ |
△ |
× |
○・△ |
△ |
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WD35mm |
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M12f3.6 |
細(短) |
○ |
△ |
○ |
× |
△ |
× |
△・△ |
× |
M13f3.8 |
細 |
○ |
○ |
○ |
△ |
△ |
△ |
○・△ |
○ |
M13f6.0 |
細(短) |
○ |
△ |
△ |
△ |
△ |
△ |
△・△ |
△ |
M12f4.4 |
細(長) |
○ |
△ |
△ |
△ |
△ |
× |
△・△ |
△ |
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M12:P0.5 |
多くのCCDカメラに使用 |
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M13:P1.0 |
ワテックのCCDカメラに使用 |
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表のWD20mmとWD35mmとは、レンズ前面からフォーカスを合わせている被写体までの距離(ワーキング・ディスタンス)を現しており、20mmと少し離した35mmの2通りで評価しています。焦点距離3.5mm以上のレンズの使い方は広角独特のパースペクティブな撮影と言うより、標準に近い画角で少し離れてクローズアップする撮影によく使いますので、WD35mmでの評価も行いました。(アリの顔写真などではf6mmのレンズでもWD7mmで撮影することもありますが、被写界深度はその分浅くなります)
逆に言えば、2.5mm以下の超広角レンズではWD10mm前後での評価が必要だったのですが、小型高精細のテストチャートの準備が無かったので、今回は仕方なく、テストチャートパターン枠20mm角に合わせてWD20mmで実験致しました。
総合的評価として、M12mm系は周辺の色収差が目立ちすぎ、周辺減光が多い。これに対して、ワテックのM13mmの場合、周辺色収差はほとんど目立たないがボケとなる(嫌みがない)。スペック以上にイメージサークルが大きく周辺減光が少ない(タイプVシステムと瞳設計の相性が良い)。中心解像度とコントラストはどちらのレンズもほぼ同等でした。
以上をまとめると、ワテックM13mm系が全体的にバランスが良く、常用するならM13/f1.9mm。小さな被写体をクローズアップするとか、テレセントリックな画像が必要なときにM13/f3.8mm
またはf6.0mmに交換することで十分要がたせるという結論になりました。 |