よりシャープな星像を求めた吸引改造



吸引改造とは、天体写真において、長時間露出を行う場合に、 撮影中にフィルムが動いて、それに伴い星が流れたり、フィルムが光軸上に浮き上がる等のために星像が大きくなる、いわゆるピントが甘くなるということが起こります。
そのフィルムが撮影中に動かなくする目的で行われるのがフィルムの吸引です。
下の写真は、ペンタックス67に行ったもので、右側のポンプにより吸引します。


下の写真は、ペンタックス67の吸引用に製作した圧板です。 中心とその周り30oところに約1oの小穴が9ヶ所明けられ、各それを通る溝と、 50×70oの一周及びその中を数本の溝を彫り、それを後ろからポンプにより吸引します。 すると、溝の中の空気が抜かれ、理論的に一周の溝の中のフィルムが圧板に密着します。 当店ではこれを全面密着と称しています。 それにより長時間露出でも安定したフィルムの平面性が保たれます。



当店で、全面吸引による吸引改造を行っているカメラは、 ペンタックス67の他に、当店のアストロカメラ6×7(6×9)、 マミヤユニバーサルフィルムホルダー、35oカメラ(一部出来ないカメラもあります)等です。
マミヤユニバーサルフィルムホルダーと35oカメラは、小穴は一ヶ所です。


吸引用DCポンプは、下記のポンプに販売を変更いたしました。写真をクイックして下さい。リンクします。

 新製品 天体写真の必需品 吸引用DCポンプ(DC12Vバッテリー用)



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