キヤノンEOS Kiss X2 ボディの天体用Hα透過赤外カットフィルター組み込み改造受付開始致しました。
キヤノンEOS Kiss Digital X および EOS 40D ボディの天体用Hα透過赤外カットフィルター組み込み改造
新たな方法で改造開始いたしました。

前回の方法は、超音波振動ユニットを取り外して、ダスト機能は使用できない状態で改造していましたが、今回、超音波振動ユニットを使用可能にするために新たにフィルターを製作いたしました。
EOS Kiss Digital X の天体仕様の改造については、カメラレンズを使用可能にするために、交換するフィルターを元のフィルターと同じ厚さにしています。そのためにカメラレンズ使用してもオートフォーカスが使用できます。

今回新たに改造する方法としては、超音波振動ユニットを使用可能にする方法で改造受付開始致しました。
その方法としては、
超音波振動ユニットに付いているフィルターとその後ろのフィルターの２枚を取り外して、代わりに２枚の合計した厚さ（1.3mm）のフィルターを入れる方法。
そのフィルターを超音波振動ユニット側に取り付けることにより、ダストゴミ対策にも有効になると思います。
CMOS直前のフィルターは取り外し、１枚のフィルターで改造していますので、余分な反射等防ぐことが出来ます。
また、超音波振動ユニット部分を加工して、出来るだけCMOS面に近づけるような工夫も今回行っています。
このキヤノンEOS Kiss Digital Xの天体用改造は、EOSの改造で定評ある瀬尾様が行っている特別バージョン（EOS Kiss DX SEO-SP2）です。
EOS Kiss X2 および 40D については、ダストゴミ対策の有・無（フィルター２枚・１枚）により２種類の方法を採用しております。
価格については、下の一覧表をご覧ください。

キヤノンEOS Kiss D・Kiss DNの天体仕様カメラについて

キヤノンEOS Kiss D・Kiss DNの天体仕様カメラ改造も引き続き受付中。

下記写真のように赤外カットフィルターとローパスフィルターを取り外しました。
最近は多くの方々が実際にフィルターを取り外していますので、行って見ました。
また、そのフィルターも実測してみました。
下記（一番下）特性曲線及び数値データは実際にEOS Kiss Dに付いていたフィルターの実測値データーで、それによるとHα（656.3nm）の透過率が非常に悪いのが判ります。20％位の透過率でしょう。

今回の改造は、赤外カットフィルターとローパスフィルターを取り外して、そのままではファインダーでピントを合わすことが出来ませんので、その代わりに枠を製作し、同じ厚味のフィルターを入れたことです。
今回製作したEOS用フィルターは、赤外カットフィルター（厚さ2.8mm・Kiss DNは2.5mm）で純正に付いていたフィルターと厚さは同じにしています。
これにより、カメラレンズ使用の場合でも、∞でピントが出ますし、オートフォーカスレンズも使用可能です。

関連記事：ニコンD70赤外カット取り外し改造についてへ！

EOS用Hα(656.3nm)透過赤外カットフィルターが完成しましたので、天体仕様カメラ改造の受付を開始致しました。
下記写真の左側はEOS純正フィルターで、写真右が今回製作したフィルター枠にHα透過赤外カットフィルターを組み込んでいます。
フィルターの厚さは、EOS純正フィルターとほぼ同じ厚さ(2.8mm)にしていますので改造後でもピント移動は有りません。レンズも使用できます。
※Kiss DN用はフィルターの厚さ2.5mmで枠の形状も多少違います。

※上記ボディ改造販売価格に付いては、ボディ購入価格（購入手数料・送料等諸費用・キャンペーン特価等含む）が大幅に変更された場合、販売価格を変更する場合がございます。

デジカメ一眼用Hα透過赤外カットフィルター一覧表
各デジカメ一眼カメラに対応するサイズ別一覧表はこちらです。

e-mailは、へ。

EOS Kiss D に付いていた赤外カット・ローパスフィルター特性曲線

※Hα（656.3nm）の透過率が非常に悪いのが判ります。20％位の透過率です。

※赤外カットフィルターと称していますが、実際は色補正フィルターと思います。

数値データー（5nm間隔）